矯正歯科の必要性
歯並びや咬み合わせを乱れたままにしておくと次のような心配があります。
- お口の自浄作用がはたらきにくいので汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります
- 舌の動きが妨げられたり、息がもれたりすると発音が不明瞭になります
- 見た目にコンプレックスを抱いてしまうと、心理的な悪影響が心配です
- 食べ物を細かく砕きすりつぶす咀嚼(そしゃく)がうまくできないと胃腸などの消化器官に負担がかかります
- 成長期は、顎や全身の健全な成長に悪影響を与えることがあります
- 顎に過度な負担がかかると、顎関節症などになる原因になることがあります
- 口が閉じにくい咬み合わせの場合は、口が乾燥して細菌が繁殖しやすくなり、歯肉やのどの炎症にもつながります
子供の矯正歯科のメリット
メリット1: 成長が利用できる |
メリット2: 抜歯の可能性を減らせる |
メリット3: コンプレックス回避ができる |
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歯がきれいに並ぶようにスペース確保のための顎を広げる処置を、顎の成長を利用して行うことができます。 | 歯を並べるためのスペースをつくるための抜歯や外科手術をせずに済む可能性が高まります。 | 出っ歯や受け口などをからかわれずに済み、コンプレックスになってしまうことを防ぎます。 |
メリット4: 顎のバランスが整う |
メリット5: 虫歯予防につながる |
メリット6: 治療期間の短縮につながる |
顎のバランスを整え、ズレを改善し、健やかな成長を促すことができます。 | 歯並びがよいとお口の自浄作用がはたらき、歯みがきでも汚れを落としやすいので虫歯予防につながります。 | 本格的な矯正治療の「第2期治療」の期間短縮につながります。総合的な治療費用も抑えられます。 |
矯正治療の開始時期
子供の矯正治療には2種類あります。ひとつは顎の成長を利用して歯が生えるスペースを確保する「第1期治療」です。これは永久歯が生えそろう前に行います。第1期治療のメリットは、永久歯が生えるためのスペースを確保でき、将来的な抜歯を避けられる可能性が高まることです。
もうひとつは「第2期治療」と呼ばれ、永久歯が生えそろってからきれいに並べる治療です。第2期治療では一般的な矯正器具を歯に取り付け、大人の矯正治療と変わりません。どの時期に矯正治療を開始するかは、子供のお口の状態や成長の度合いにより異なります。まずは早い時期に歯科矯正医にご相談ください。
治療期間
大人の矯正歯科のメリット
メリット1: 効率がよい |
メリット2: 治療計画が立てやすい |
メリット3: 装置の選択ができる |
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自分の意志で矯正治療を受けるので、口腔ケアや装置の装着に積極的に取り組む傾向が強く、治療の効率が高まります。 | 顎の成長などを考慮する必要がなく歯を動かしてきれいに並べるので、治療計画が立てやすくなります。 | それぞれの矯正装置のメリット・デメリットを理解したうえで選択できるので、納得のいく治療が可能です。 |
矯正治療の開始時期
「歯並びを整えたい」と思ったときが開始時期です。つまり、大人の矯正治療はいつからでも始められます。顎の成長は止まっているので、歯を動かすことに集中できます。美しい歯並びや整った咬み合わせは一生の宝物です。迷っているのでしたら、お口の健康のためにも心の健康のためにも矯正治療を始めましょう。
治療期間
クリアタイプ
ブラケットにメタルではなく透明な素材を使った矯正装置です。歯の色と同化しやすいので、あまり目立ちません。歯を動かす仕組みはメタルタイプと同じです。ただ、メタルタイプより治療費用が高くなります。
コンプレックスが消えました!(H様:20代女性)
昔から歯並びが悪く、学生のころからコンプレックスを持っていました。写真撮影のときはいつも口を閉じていましたし、矯正を受けたいとも考えていました。でも矯正器具をずっとつけていないといけないのが気になって、なかなか一歩が踏み出せず……。
でも、就職してから人前で話をする機会が増え、コンプレックスを解消したいと改めて思うようになって、30歳になる前に治そうと「見えにくい矯正」を受けることを決めました。治療前は不安もありましたが、先生の説明がわかりやすかったので安心できました。
まだ矯正中ですが、仕事中や人前で話しているときでも装置が全然見えないので助かっています。これからもよろしくお願いします。本当にありがとうございました。